<引用/讀賣新聞 2018.9.13> 三菱マテリアル起訴 2018.9.16 小林勝

三菱マテリアル3子会社起訴

 2018年9月12日(水)

 <引用> 讀賣新聞2018.9.13

 

非鉄金属大手・三菱マテリアル(東京)のグループ会社による製品の検査データ改ざん事件で、

東京地検特捜部は12日、法人としての子会社3社を不正競争防止法違反(虚偽表示)で

東京簡裁に起訴した。

このうち2社については、前社長も同法違反で同簡裁に在宅起訴した。

 (以下、略/紙面記事 参照)

 

クボタ 「圧延用 あつえんよう ロール」の品質基準満たさず!

紙面の下段には、クボタが鋼材の生産設備に用いられる金属部品の検 査データを改ざんし、

品質基準を満たさないまま国内外の鉄鋼メーカー85社に出荷していたと発表した記事も

載っています。

 

 

朝日新聞・声欄「品質管理の徹底 製造業に望む」 2018.8.12 小林勝

 品質管理で築いた日本のものづくり

 

ここのところ、日本の品質管理のいい加減さが浮き彫りになっています。

タカタのエアーバックのリコール問題を皮切りにして、自動車の完成品検査を

正規の検査員ではない人がやっていた問題。いくつかのメーカーで発生しています。

神戸製鋼所で製造された部品の破断も報道されました。

三菱マテリアルでも傘下の三菱電線工業と三菱伸銅での不正のあと、グループ会社の三菱アルミなどで

顧客の要求を満たさない製品の検査データの書き換えや一部検査の不実施などもありました。

 

朝日新聞・声欄で三重県の 手塚さんが品質管理について発言されています。

こういう方が日本の品質管理を支えてきたんですね。

 

<引用> 2018.7.17 朝日新聞・オピニオン&フォーラム

「品質管理の徹底 製造業に望む」三重県の手塚さんのご意見です。


日産自動車は完成した車の排ガスや燃費を確認する検査で、測定データを改ざんしていたと発表した。
日産は無資格者による完成検査で国土交通省から2度も業務改善命令を受けている。ここ数年各メーカーの
不祥事で「ものづくり」のわが国の優秀性が地に落ちた感がする。
(中略)
品質管理に最新の注意を払い、日夜改善に努め、切磋琢磨 (せっさたくま) していく本来の姿を取り戻すべきだ。

先輩たちのたどった足跡を忘れないでほしい。
 (詳細は、朝日新聞 2018.7.17 声欄をご覧ください。)

 

私も会社に入って品質管理部門一筋に働いてきました。こういう文章を読むと、品質管理部門で仕事をしていたことが

懐かしく思い出されます。