全三菱囲碁大会2018.10.20(第90回)

全三菱囲碁大会　2018.10.26　小林勝

秋の全三菱囲碁大会２０１８（第９０回）

　２０１８年１０月２０日(土)

　於て. 日本棋院会館（市ヶ谷）

【最強位戦】

恒例の秋の全三菱囲碁大会が開催されました。

今回は、第９０回記念大会ということで本戦と並行して最強位戦も実施されました。

（最強位戦の出場者は、本戦には出れません。）

最強位戦は、当初１６人の出場を見込んでいたのですが１０人しか集まらず、スイス方式に準拠して４局の対戦が行われました。

【本戦】

本戦は、今までどおりＡ･Ｂ･Ｃの３クラスで４局の対戦が実施され、Ｃクラスは所持ポイントによるハンディ戦で対戦が行われました。

Ａ･Ｂクラスは、主将のにぎりで白･黒を決定し副将以下、先･後が入れ替わる対戦です。黒番 (先番) ６.５目 (６目半) のコミ出し。持碁 (じご) は白勝ち。持ち時間は、それぞれ４５分。

【三菱グループの親睦大会】

全三菱囲碁大会は、三菱グループ各社に勤める社員の親睦を深めるイベントとして春と秋に開催され、今回は第９０回の記念大会となりました。通算で４５年の長きに亘って開催され、三菱グループの親睦組織の養和会 (ようわかい) からの補助もいただいております。

【高齢化に対処しルールを変更】

各社の囲碁をやる社員の高齢化に伴い、三菱グループ傘下の関連会社の参加も認め、Ｃクラスはハンディ戦とすることで女性囲碁ファンも気軽に参加できるようにルールが改められました。おかげさまで三菱ＵＦＪ銀行をはじめとして、各社の女性囲碁愛好者が大会においでになるようになりました。それでも昨今は、現役よりもＯＢの参加のほうが多い大会となっています。

また、各チームに一人まで他社からの応援（助っ人）参加が認められるようになり、４人しか集まらないチームに応援が入って５人揃うという配慮もされるようになりました。

【ＭＰＣのチーム】

私の勤め先ＭＰＣは、今回も出場しません。今まで第８回大会から途中欠場もありながらも、Ｂ･Ｃクラスに出場してきました。定年退職で社内囲碁愛好者が漸減ざんげんし、現在では現役や嘱託の囲碁愛好者はほんの数えるほどしかおりません。社内のマラソン同好会などは現役社員が参加し幹事も担当してくれるなどして、私たちＯＢはお客様として神輿 (みこし) に乗っかればいいようになっています。残念ながら囲碁部はそうはなりませんでした。今は廃止になりましたが伊豆高原の会社の保養所に行って、アマ最強の平田博則ひらたひろのり先生をお招きして夜遅くまで打ったことが昨日のことのように思い出されます。平田博則先生は、当社の総務部長だった渡辺昭雄わたなべてるおさんが家族ぐるみでお付き合いをしていて快く伊豆高原の合宿においでいただいたものです。渡辺昭雄さんからは八ヶ岳(蓼科)の別荘にお誘いを受けてお邪魔し、有志で対局をした懐かしい思い出があります。

【私の成績】

今回、私は三菱製鋼チームの応援でＣクラスの四将で打つことができました。結果ですか？　散々なものでした・・・。２勝２敗です。最初の２局はコテンパンに負けました。昼食後の午後の３局目と４局目は、置き碁 (おきご) で白を持ちました。ここのところ、ネット碁で腕を磨いていましたので｢下手 (したて) と打つ時は局地戦で決めてしまわないで、断点を残しておくのがよい｣との結論に達していました。よって、一間 (いっけん) に開いたり二間 (にけん) に開いたり、はたまた｢一間飛び (いっけんとび) に悪手なし｣の一間飛びをしながらチャンスを待ちました。結果、途中から｢切った！張った！｣の乱戦になってかろうじて黒石を召し取って勝つことができました。実力で勝ったという感じはありません。運がよかっただけのような気がします。

二段の６８点で打っているのですが、まだまだ二段にはなれていないようです。やっぱり日ごろに対局練習を積むしかありませんね。大会前日の東京中日スポーツ新聞の詰め碁が２級程度だったのに解けなくて、どうも幸先さいさきがよくなかったです。（いい訳を、ぶつぶつ・・・。）

第９０回全三菱囲碁大会２０１８

主催者の開会の挨拶